PS4『さくらさくら 体験版』をプレイ
2018年10月25日に発売を予定しているPS4/Vita向け恋愛アドベンチャーゲーム『さくらさくら』のPS4版体験版をプレイ。
4月は新学期。
芸術系の名門、麟徳学園寮Maison luneを、目の端に涙を浮かべながら、転校生、稲葉徹は見上げている。
時折通り過ぎる女子生徒たちからの視線は痛いが、今日に至るまでの日々と比べようもない。
男子校の寮で過ごした目に染みるような過去。
おかげ様で、女の子の手なんて握ったことも無いし、同世代の異性と話をした記憶すらない。
念願の文化系部活は、女の子が一番多い所を選ぼうと300日前から決めていた。
不純な動機だとは思わない。これまでが純情すぎただけ。
かと思いきや、編入試験合格ラインギリギリだった徹の入居先は、Maison luneの裏に建つ
オンボロ学生寮「月見荘」だった。
高級ホテルと見間違えんばかりのMaison luneと比較すればまるで犬小屋。
見た目はそのまま、麟徳学園では功績と部員数によって寮の待遇が変わる。
体育会系の部員ばかりが住む月見荘に入ると、のんきで図々しい住人たちから勧誘の嵐。
これまでの人生さながら、流されるままに体育会系部活に引きずり込まれようとしていた
ところを担任兼寮母である桜菜々子に救われ、断ることに成功する
恋の始まりであった。
菜々子 の好意を無駄にしないためにも、その日のうちに美少女揃いで評判の美術部に入部届けを出す。
絵には縁のない生活を送っていただけあって、入部試験には当然のように不合格。
だが、クラス委員であり、美術部副部長である桐島さくらに助けられ、仮部員として認められることに。
恋の始まりであった。いい加減な男である。
春。桜色の季節に出会ったのは
世話焼きな二人のさくらと、愉快で悩める三角関係の始まりだった。